合板や化学物質を含む建材をとことん排除し、
自然素材や無垢材で造る「0宣言の家」。
住医学研究会会員として本当に良い家造りを追求する
全国の工務店が日々精進、日々勉強し、
常に進化しつづける家造りを行っています。
2013年3月2日土曜日
家族の歴史が刻める家
まったくの、私事ですが息子が来月から保育所に通い始めます。
うちの奥様は、入園の準備で夜なべをしています。
今、息子(4歳)は小さな怪獣状態です。
起きている間、小さな怪獣は、暴れ放題です。
保育園で使う備品の名前書きなど、小さな怪獣が寝てから奥様がこつこつとやってます。
昨日は、帰りが少し遅くなり、帰宅すると小さな怪獣は寝ておりました。
奥様は、こつこつと小さな怪獣が使うクレヨンに名前を書いていました。
そして奥様が小さくつぶやきました、「小学校に上がるまでにはマイホームに住めるかな?」
私たち家族は、現在アパート住まいです。
6年前は新築だった、このアパートに奥様と二人で越してきて、その後、小さな怪獣が誕生しました。
奥様のつぶやきに私は小さく「がんばります」と答えました。
6年がたち新築だったアパートも、ところどころ壁や天井のビニールクロスがはがれてきています。小さな怪獣が書いた落書きもあります。
床のカラー合板は、小さな怪獣が付けた傷がいっぱいです。
そういった傷や落書きも、私たち家族が、この部屋を出ていったなら、壁のビニールクロスは新しいものに貼りかえられ、床のカラー合板も同じく張り替えられ。
私たち家族がいた痕跡もなくなってしまうのだな、と考えると少し寂しい気持ちになってしまいました・・・・・
たとえ新築のマイホームに住んでいたとしても、そのことは同じで、ビニールクロスは、どの道6年から8年くらいで貼りかえだし、カラー合板の床も10年もすればベコベコにまるし、そのたびに家族の歴史を消し去るみたいで寂しいなと・・・・・
私たち家族が、漆喰の壁や無垢の床材の家に住んでいたなら、小さな怪獣が付けた傷、落書きも家族の思い出として残しておいて、いつか、その傷や落書きを懐かしい気持ちで眺める事もできたのかなと考えてしまいました。
投稿者:松下淳
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