2013年4月6日土曜日

害虫・腐敗菌対策

先日、お客様から「無垢材って害虫が寄りやすくはないですか?」との質問がありました。


無垢材が特別に害虫が寄りやすいとか、腐りやすいとかそんなことは有りません。

家の害虫といいますと白アリが一番気になると思います。

建築基準法施工令でも、柱や筋かい及び土台のうち、地面から1m以内の部分には、防腐処理とシロアリその他の虫による害を防ぐための措置を義務づけています。

ですから、どこのハウスメーカーや工務店でもこの法律に基づいて防蟻、防腐処理を行ないますが多くは揮発性の農薬系の薬剤を使用し、5年ごとに再施工が必要となっています。

「神様が宿る家」は害虫・腐敗対策としてホウ酸処理を構造体(柱・桁)の外周部の他、破風・鼻隠し・野地板までおこないます。

これは、ここ数年「カンザイシロアリ」という従来日本に生息していなかったシロアリによる被害が広がっているため行なっています。

この「カンザイシロアリ」はアメリカから輸入された家具などについてきたといわれています。

このシロアリの特徴は、カンザイ(乾材)という名のとおり乾燥した木材(家の柱や天井裏の梁、枠材さらには家具や建具まで)を食い荒らすことです。

普通、在来種のシロアリの巣は地中にあり、そこから床下に侵入し土台などの木材を食害します。
発見も床下の蟻道を探したり、土台部分を点検することで被害を見つけることができます。
それと在来種の シロアリは適度な湿気(水分)が無ければ生きていけませんので、被害部は主に1階の床下や壁内が中心です。
 ですから、在来種のシロアリには、床下に薬剤散布を行うことで、 駆除と再侵入の予防工事が同時に出来ます。
薬剤の効力が有効な間(5年間)は新たな侵入はありません。
                                                             ところが「カンザイシロアリ」は特別な水分の供給源を必要としません。乾燥した木材の細胞に含まれるほんのわずかな水分だけで何年も生きていけるそうです。
それと、侵入経路もさまざまで、2階の軒先や窓、壁などあらゆるところから侵入するとのことです。初期段階の発見が難しく 被害の範囲も特定しづらく、完璧に調べるには壁や天井をすべてはがしてみなくてはなりません。

その対策として、「神様が宿る家」では、ホウ酸処理を構造体(柱・桁)の外周部の他、破風・鼻隠し・野地板までおこないます。

その他、下記の害虫・腐敗菌にも有効です。

 

この「神様が宿る家」で使う、ホウ酸系木材保存材は、揮発性がないので効果は半永久的で、急性毒性も食塩程度と、空気も汚さず、お住まいになる方の健康に安全な措置となっています。

ですので、害虫・構造体の腐敗・健康の対策をとった仕様となっていますのでご安心いただきたいとおもいます。

投稿者:松下淳

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